革絞りって?

久しぶりに作って、先日納品させていただいたレザートレイが、まずまず好評だったので、今回はトレイの製作工程を書いてみます♪


絞り加工、立体成型とか、ウェットフォーム技法とか色々呼び名はありますが、とにかく一枚の革を立体的に色んな形に成形すること。


この技法を使うと、パーツごとに分けて縫製しなくても、1枚の革から立体的なものが作れるって話。


まず、絞りができる革と、できない革があります。


おんなじ皮でも、鞣す工程で変わっちゃいます。


大きく分けると、タンニン鞣しとクローム鞣しに分かれます。


絞り加工ができるのが、タンニン鞣しの革。


はっきりした定義はないらしいですが、一般的にヌメ革と呼ばれてる革です。


このヌメ革は「水に弱い」という特性があります。


水に濡れた状態で力を与えると、与えた力で変わった形のままに革が締まります。


この性質を「可塑性(かそせい)」といいます。


ヌメ革の小銭入れなんかを間違って洗濯しちゃって、ふにゃふにゃの状態で乾かしたら、ふにゃふにゃの形のまんま固まってしまって、よれよれ小銭入れになったことありませんか?


それが、可塑性です。


その特性を使って、好みの形に成形しちゃおうっていうのが絞り加工になります。




まず、染色したヌメ革を2枚。厚みは表面と裏面で変えています。

2枚を貼りつけて圧着します。

水に浸します。

浮かんでこないように適当に重りを置いて。

10分ほど置いて、十分に水分が浸透したら、表面の水をタオルで拭いて、キッチンペーパーなどで余計な水分を取り除きます。

絞り型を用意します。

この型作りが一番大変です。

鋸とヤスリでがんばって作りました♪

水分を含んだ革を凸型にかぶせます。

指である程度型をつけます。

凹型をかぶせて体重をかけて、圧縮します。

クランプで締めて絞っていきます。

真ん中も蓋をして、バイスで締めます。

この状態で、風通しの良いところで一日半ほど乾かします。

時間は季節や温度、天気によって変わります。

型から取り外すと、しっかり形成されています。

内部はまだ乾燥していないので、外した状態で乾かします。

乾いたら、余分な枠部分を裁断します。

ロゴを刻印します。

真ん中の革を接着し、縫製していきます。

縫い終わったら、最後にコバをきれいに整え磨いて完成になります。

単純な形に見えて、作るの結構時間かかってます。


使えば使うほど、色も変わってきますし、艶も出てきます。

店舗や会社の受付なんかにあると、高級感があっていい感じです。

人工皮革とは質感が違います♪


真ん中のロゴはレーザーで入れてます。



革、ステッチの色、ロゴの印字など、随時オーダー承りますヽ(^o^)丿

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《人生のパートナーとなる「愛着」の持てるモノを作りたい。》過去のものは捨て、次々に新しいものを取り入れる。前へ前へ。もちろん、それは素晴らしいことだと思います。しかし、ふと立ち止まってよく考えてみてください。長く使ったモノには「愛着」が沸きます。使い手それぞれの味も出てきます。モノにも魂は宿ります。使い続けたあなたにしか感じられない魂が。そんな、魂を宿せるような愛せるモノ。そしてモノに愛される使い手に。《ハンドメイド》当工房の製品は原則、オールハンドメイドです。型紙作りから、染色、裁断、縫製、仕上げ。手間と時間はかかりますが、より堅牢に、より永く使っていただけるよう一工程一工程手作業で仕上げております。ただ、私の作業はモノの形を作り上げるところまでです。続きはあなたが使うことによって、完成に近づいていきます。あなたが使うのを止めたとき。色が変わり、傷が付き、汚れが付き、「お疲れ様」とあなたが伝えた時こそ本当の完成だと思います。使い手によって、どんな完成品になるのかは分かりません。私が途中まで作り上げたモノ。その完成品を見るものこの仕事の楽しみの一つです。もちろん、私が作らせていただいたモノはアフターフォローもいたします。補修、修理、リメイク、新たな魂を吹き込みますので、末永くお使いください。

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